2008年4月20日 (日)

映画『CONTROL』

映画『CONTROL』を渋谷シネマライズで見てきました。
http://control-movie.jp/indexp.html
僕が若かりし頃、熱烈にはまったバンド、Joy Division。
ご存知の方も多いはずのNew Orderの前身のバンドで、
New OrderはIanが自殺した後に残ったメンバーを中心に結成されました。

そのJoy DivisionのVocal、Ian Curtisが23歳で自殺するまで
を描いた映画です。彼は元来鬱病がちで癲癇持ち。
妻と愛人の間で揺れ動き、スターダムにのし上がる過程でのプレッシャーに
押しつぶされ、自らの命を絶ちます。

絶望的に暗く、分散気味なJoy Divisionのサウンドと錯乱する歌詞に、
昔はむちゃむちゃはまりました。
映画を見ていて、改めて当時のマンチェスターの閉塞感が蔓延する感じ、
そこから出てくるパンク~ニューウェイブのUKサウンドの鋭さを
想い出しました。そして思わずHMV渋谷店で当時のCDを大人買い。
家で久々に懐かしのサウンドに酔いしれ、ひとしきり想い出に身を委ねました。

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2006年5月14日 (日)

ナイロビの蜂

あのCity of Godの監督、フェルナンド・メイレレスによる新作、ナイロビの蜂の劇場公開初日を見にいってきました。
雄大な自然をもつアフリカ・ケニアを舞台に、欧米資本と各国政府による陰謀に迫るストーリーと夫婦の愛の絆の形を描いているのが、この作品。

一言でいえば、実に面白かった。

多国籍企業である製薬会社が発展途上国で行っている治験。
アメリカでも貧困な黒人・ヒスパニック層に対して、治験を行っているという話はよく聞きます。日本のように健康保険制度が充実しておらず、(それも含めて自己責任の自由主義というのが米国の主張のようですが、、、)貧困層は、薬や治療・手術法の人体実験のリスクと引き換えに、安価もしくは無料で治療の機会を得るという仕組み。

この映画でも描かれていますが、治験が終った安全な薬は、もはや貧者のもとに届けられることはなく、リスクのある薬を常に治験という形で摂取するしか、彼らに選択肢はない。

City of Godでも、監督はスピード感のあるバイオレンスを見せる手法の裏で、ブラジルの闇について浮き彫りにしましたが、今回は、夫婦の愛の形というものを一つのテーマにおきながら、南北問題という重い重いテーマを見事に世界に発信しています。
ぜひぜひ、見て損はない映画です。
これからは、欧米以外の国からこうした切り口で世界の不平等さを描いた映画がどんどん出てきそうですね。世界にこうした問題を発信するのに、映画というのはすごく有効な手段だと思います。

ただ、一つだけすごく疑問に思ったのが、周辺の地下鉄駅などに貼り出されたポスターに貼られた、一般観客による感想カードの内容。
この映画は、もちろん夫婦愛を一つのテーマとしてはいるけれども、あくまで私の感想としては、一番重要なテーマは南北問題で、そこに横たわる資本主義的旧植民地主義的な流れのことだと思ってます。
ですが、感想カードに寄せられているのは、夫婦愛の深さに対しての感動感激ばかり。
平和ボケして現実を見ようとしない日本人の悲しさと見識のせまさに、がっかりしました。
もちろん、映画会社のプロモーションなので、多少政治的な意見は排除されている可能性はあるけど、それにしても偏りすぎています。

映画上映後に、周囲で感想をもらしていたのも、同様に夫婦愛についてのことばかり。
なんだかなあ。。。

ナイロビの蜂 公式HP
 ⇒予告編でぜひ美しいアフリカ・ケニアの映像を見てください。
ナイロビの蜂』特集 - FLiXムービーサイト
 ⇒この映画の一つのテーマである、南北問題について掘り下げていたりして、興味深いレビューが書いてあります。ぜひ、ご一読あれ。

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2006年3月12日 (日)

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

昨日、第1弾TVシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』13巻26話を見終わった。
実に、面白かった。

人間の身体がサイボーグ化され、脳が電脳化した世界の中で、、、
高度ネットワーク化社会で起こりうる犯罪・社会のひずみが描かれている。

例えば、見ていて面白かったエピソードは、
 ・相手の電脳にハッキングして、相手の視界を占拠、本来見えるはずの
  映像を別の映像にすりかえることで、相手にトリックをかける
 ・相手の電脳と自分の電脳をダイレクト接続させることで、
 ・人間に創造された同種のAI(人工知能)ロボット達が各々が獲得した
  知識/経験を頻繁に相互接続し共有化していくことで、
  逆に生まれる、各々の個性。それは、それぞれに生まれる興味の方向性で
  ある、”好奇心”ということに表現される。

などなど。。。

電脳化され、個人個人が脳同士で直接ネットワーク化された社会では、一個人は、網の目のように接続された結点の一つにしか過ぎなくなり、、、
容易に没個性となることが想像できる。
そんな社会に絶望を感じるか、それとも次の可能性を感じるか。。。

この作品は、劇場版映画「攻殻機動隊」の押井守監督の弟子、神山健治氏による、TVシリーズ第1弾。
TVっぽく1話完結方式で、背景/状況説明をきちんと行いながらストーリーを進める演出が、、、
本作が提示する近未来への問題提起をストレートに視聴者に伝達する。

ぜひ、この作品を見てみてください。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

<日本テレビサイトより>
全世界に熱狂的なファンを有する士郎正宗原作によるマンガ「攻殻機動隊」が、押井守監督により『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』として劇場アニメ化されたのは1995年。翌年、それは米ビルボード誌のビデオチャートで一位を獲得し、数々のハリウッド映画に多大な影響を与えた。
それから7年。この映画の世界的成功により、内外からの続編を期待する声に応える形で企画された前作TVシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』は、またも大反響を呼び、押井守ワールドは、確固たる地位を確立した。

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2006年3月 9日 (木)

映画:サイレン

先日、仕事の合間をぬって、映画「サイレン」を見た。

PS2のゲームが原作で、漫画⇒映画とコンテンツがマルチウィンドウ展開される形で世に広がる仕掛けを取っている。

見ようと思ったきっかけは、私は漫画から。この漫画が結構面白く、、、映画を見てみようかな、という気にさせられました次第です。

~goo映画

病弱な幼い弟の静養のため、フリーライターの父と3人で夜美島へ引っ越してきた由貴。青年医師の南田に迎えられ、島を案内されながらも、由貴はなぜか、島民たちの奇妙な視線に居心地の悪さを感じていた。早速、隣家の女性から島で暮らすための忠告を受ける。彼女は最後に、「サイレンがなったら外へ出てはだめ」と言い残した。それは、この島にまつわる不気味な言い伝え。その日から由貴に、奇妙な現象が襲い始める…。

私として気になったポイントを5つ列挙すると、、、

①主役の演技(市川由衣)が下手で目についてしまい、気になった

②カメラマンの切り取る、風景カットが本当に美しかった 抜けるような海、青々とした山、目が醒めるような美しい夕焼け、木洩れ日 などなど。 

③話のオチがいわゆる夢・幻想オチで、がっかり。

④昼間のあたたかな陽の光がこぼれる映像の中で、緊張感あふれるシーンを 成立させようとするチャレンジングな演出

⑤主役の父役の森本レオがゾンビ化した後に見せる、血眼で娘息子をふらふらと執拗に追い回すその姿が 笑いを誘った。

という感じでしょうか・・・

ブログには書いたものの、そこまでオススメする作品ではないです、ハイ。

PS2サイレン http://www.playstation.jp/scej/title/siren2/

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2006年3月 8日 (水)

DVD:ティモシー・リアリー

先日、近所のTsutaya店内をうろうろしていたら、新着DVDコーナーに何とこの作品を発見!!

彼の波乱万丈の生涯と壮絶な最後をドキュメンタリーで追った貴重な作品で、マニアックな作品を多くリリースしているNow on DVDから。

ご存知の方も多いと思いますが、彼はサイケデリック革命の父で幻覚剤(LSDなど)の使用を軸にした意識革命を起こそうとした人物で、ジョン・レノン、グレイトフルデッド、未来派アーティストなどへの影響も大きく、カリフォルニア州知事立候補まで果たした異才。

80年代以降は、コンピュータが進化したネットワーク社会(まさに、現在のインターネット!)による意識革命をテーマに、更に突き進み続けた。

そんな彼のドキュメンタリーだけに、内容盛りだくさん。特に、彼の非常に科学的な思考に基づいた、幻覚剤を軸にした意識革命を語る件は非常に興味深い。

彼の友人達によるコメントも数多く寄せられているが、どれも彼の破天荒な側面と理知的な側面がバランシングされた点を言及していて、本当に面白い人物だった、ということを感じさせられる。

60年代は本当に色々なムーブメントが起こった時代だが、彼のように美しい未来創造への情熱と知性を備えた人物というのは、そんなに多くないはず。

また、DVDには、当時のカウンターカルチャーを映像で追体験できる、数々の貴重な映像・写真も満載。興味深いものばかりです。

ぜひ、一度彼の人生に触れてみてはいかが?

ティモシーリアリー DVD

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2006年3月 2日 (木)

THE有頂天ホテル

見てきました、話題の人気映画。

三谷幸喜が脚本・監督のこの作品、いやー、ほんとに誰もが楽しめるエンタテイメントとしてクオリティ高いです。

彼がよく手法として使う、ちょこちょこと入れてくる短めの笑いツボが本作でも連発されており、観客の反応もその度に上々。よい感じに劇場が盛り上がっておりました。

一つだけ難をいえば、ストーリーの軸についてちょっと突拍子もない感じがして、あまりにもリアリティがないかな、って思えてしまう部分があるかも。

ま、でも2時間ちょっと、存分に楽しめましたよ!

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